Column — ひとり親・再婚
「家にいながら働ける」って、こんなに救いになるんだ ― あるシングルマザーの話に、私が思うこと

しなこが担当する ma cherie ange の「ひとり親・再婚」の読みものです。
こんにちは😊
結婚相談所 ma cherie ange(マ・シェリーアンジュ)
代表カウンセラーのshinakoです❤️
先日読んだインタビュー記事が、
しばらく頭から離れませんでした。
35歳、3人のお子さんを育てる
シングルマザーの「まい」さん。
離婚後、
生活費のためにキャバクラで働いていたけれど、
働けば働くほど子どもと過ごす時間が減っていく。
仕事から帰ると、子どもはもう寝ている。
朝は学校の準備でバタバタ。

「このままでいいのかな」と、
毎日のように考えていた——。
そんな彼女が出会ったのが、
ライブ配信という働き方でした。
今はPocochaでSランクを経験し、
配信一本で家計を支えながら、
学校行事にも欠かさず参加できるようになったそうです。
この話、私はすごく胸に迫るものがありました。
今日はその解釈と、正直に思うことを書かせてください。
「働くこと」と「そばにいること」が、なぜこんなに両立しないのか
まず、彼女が抱えていた葛藤。
これはシングルマザーの、
というより
「ひとりで家計と育児の両方を背負う人」
の、ど真ん中の悩みだと思うんです。
数字で見ても、それははっきりしています。
こども家庭庁の調査では、
母子世帯のお母さん自身の
平均年間就労収入は約236万円。
就業形態は正社員が約半数で、
残りの多くがパート・アルバイトなどの非正規。
パート等の場合、
実に約75%が就労年収200万円未満です。
そしてひとり親世帯の相対的貧困率は約44.5%。
「働いても、なお苦しい」という構造が、
数字にくっきり出ています。
そこに、10歳のお子さんが
支援学校に通っていて見守りが必要、
という事情が重なる。
「フルタイムでガッツリ稼ぐ」も
「家にずっといる」も、
どちらも選べない。
この板挟みの苦しさ、想像すると本当に胸が締めつけられます。
私が「わかる」と思ったところ
私自身、シングルで子育てを
していた時期がありました。
だから、
「仕事が終わる頃には子どもが寝ている」
という一文に、
当時の自分がフラッシュバックしたんです。
寝顔しか見られない日が続くと、
「私は何のために働いてるんだっけ」って、
夜中にひとりで泣きそうになる。
稼がなきゃ生活できない、
でもそばにいたい。
この矛盾を、誰も代わりに解いてはくれない。

だから、
「家にいながら働ける仕事がある」
と知った瞬間の彼女の
「これなら私にもできるかもしれない」
という気持ち。あの光が差した感じ、
痛いほどわかります。
選択肢が“ひとつ増える”だけで、
人ってこんなに息ができるようになるんですよね。
……とはいえ、正直に書いておきたいこと
ここからは、共感だけで終わらせず、正直に。
彼女のストーリーは本当に素敵なのですが、
「よし、じゃあ私もライバーに!」
と勢いだけで飛び込むのは、ちょっと待ってほしいんです。

ひとつめは、収入の不安定さ。
記事にも
「リスナーさんが離れるとランクが下がり、自信もなくなる」
「何度も辞めようと思った」
と正直に書かれています。
ライブ配信の収入は、
ランクや応援してくれる人の増減で大きく変動します。
事務所系サイトには「Sランクで月40万〜70万」と
いった数字も出ていますが、
これらは媒体によって金額の幅が非常に大きく、
公的な統計ではありません。
トップ層の数字であって、
全員がそこに届くわけではない、
という前提で見るのが安全です。
ふたつめは、税金・手続きの話。
事務所に所属していても、
給与ではなく「報酬」として
受け取る場合は個人事業主扱いになり、
原則として確定申告が必要(年間所得20万円超が目安)。
国民健康保険や年金、経費管理も自分ごとになります。
「スマホひとつで気軽に」の裏側には、
こうした事務作業がついてきます。
みっつめは、精神的な波。
応援が力になる一方で、
常連さんが離れると落ち込む、
という感情の浮き沈みも彼女自身が語っています。
数字とファンの反応に一喜一憂しやすい仕事でもある。
ここは、始める前に知っておいて損はありません。
彼女が偉いのは、これらを乗り越えたうえで
「1日10〜12時間配信していた時期もあったけど、
今は4〜5時間に抑えて、
収入と家族の時間の両方を大切にしている」
と、自分で働き方を調整できるようになったこと。
ここにこそ、本当の学びがある気がします。

で、私がいちばん伝えたいこと
彼女のストーリーの本質は、
「ライブ配信で成功した話」
ではないと思うんです。
本質は、
「選択肢がひとつ増えたことで、人生が動き出した」
という話。
ライブ配信が合う人もいれば、
合わない人もいる。
彼女自身も
「すべての人に合う仕事とは限らない」
ときちんと書いています。
大事なのは、
「シングルマザーだから」
「子どもがいるから」
で、可能性の扉を自分から閉じてしまわないこと。
働き方でも、住む場所でも、
そして——パートナーとの出会いでも。
「もう無理」と思っていた扉が、
実はもうひとつ横にあった、
なんてことは、案外あるんです。
(私も昔、閉じた扉ばかり見つめて、隣の開いてる扉に気づくのに数年かかりましたけどね……。人生、視野が狭くなってるときほど、うっかり非常口を見落とすものです。)
ひとりで抱え込まなくて、いい。
まずは、誰かに話してみるところから。
それだけで、見える景色が少し変わるかもしれません。
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※本記事で触れた収入・制度・税務の数字は変動があり、媒体により幅があります。ライブ配信の収入実態は個人差が大きく、税務の詳細は税理士や税務署に、公的支援は各自治体にご確認ください。
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この記事は、ma cherie ange の note(https://note.com/tomo06103280/n/n92092db615f1)に掲載した内容を、このサイト向けに転載しています。


