Column — ひとり親・再婚
シングルの頃には、考えられなかった一日

しなこが担当する ma cherie ange の「ひとり親・再婚」の読みものです。
2026年7月26日、日曜日。
息子の同級生、5家族での海遊び。
行き先は、三浦半島・小網代湾の奥にある
「横堀海岸 海の家みなとや」さん。
朝、車に荷物を積み込みながら、ふと思ったんです。
——ああ、シングルの頃だったら、この日は絶対になかったな、って。
「ひとりで全部」だった、あの頃
シングルマザーだった頃の夏は、
正直、ちょっと身構える季節でした。
海に連れて行ってあげたい。
でも、ひとりで小さい子を見ながら、
荷物を運んで、日焼け止めを塗って、
はぐれないように見張って……。
想像するだけで、「無理かも」と先に諦めてしまう。
そもそも、海って、
私にとってあまり縁のない場所だったんです。
泳ぎが得意だけど、
「夏=海」というより
「夏=乗り切るもの」でした。
海の記憶は、ぜんぶ旦那からもらったもの
それが、いまの旦那と出会ってから、
ガラッと変わりました。
うちの旦那、実は元サーファーでもあるんです。(笑)
付き合い始めた頃、デートで行く場所も、
話す思い出話も、気づけば海がらみばかり。
「あの季節はどこそこの波がよかった」
「早朝の海がいちばん静かで好きだった」
と、本当に楽しそうに話すんですよね。
だから、
出会ってからの私たちの思い出は、海の記憶がやたらと多い。
夏になると自然と「海、行こうか」となる。
この感覚、シングルの頃の私には一ミリもなかったものです。
そのうち私まで影響されて、
いつのまにか車で流すのは湘南乃風やサザン、TUBE。
あの、夏と海とまっすぐな歌詞の感じが、
旦那と過ごすうちにすっかり好きになっちゃいました。
今では子どもたちまで一緒に口ずさんでいて、
我が家の「夏のBGM」になっています。

人って、隣にいる人の「好き」に、
こんなに染まっていくんだなあと思います。
いまは、笑って浜に立てる
そんな旦那と迎える、家族の夏。
この日は、シングルの頃とは景色がまるで違いました。
岩場の潮だまりで、
パパたちが子どもと一緒に生き物を探して、
腰をかがめて水の中をのぞき込む。

シーカヤックにみんなで乗り込んで、
パドルを高々と上げて「イェーイ!」。

青い船体に、大人も子どももぎゅうぎゅうに乗って、全員が笑ってる。
海の上に浮かんだSUPボードによじ登る子、
ライフジャケットでぷかぷか浮かぶ子。
ピンクのラッシュガードの女の子が、
こっちを向いてにっこり。

薄暗い洞窟の中では、
子どもたちがピースサインで整列。
ちょっと探検隊気分。

浜に戻れば、炭火で焼いた大きな牡蠣。
海を眺めながらのこの一杯が、
大人にとってのごほうびですよね。

元サーファーの旦那は、というと
——SUPボードの上で、
なんだかんだ一番いい顔をしていました。
やっぱり海が似合う人なんだな、と。
砂まみれの子どもたちを追いかけ回して、
牡蠣を焼いて、真っ黒に日焼けして。
全力で遊ぶその背中を見ながら、
「ああ、この人と家族になれてよかったな」
って、しみじみ思ったんです。
「わたしたち」で過ごせる夏
パラソルの下、白いワンピースで一枚。
ちょっとおすましして写真を撮ってもらえる余裕。

これも、隣に
「一緒に子どもを見てくれる人」
がいるから生まれた時間なんですよね。
黒い砂浜に埋もれて遊ぶちびっこ、
浮き輪でぷかぷかの子どもたち。
5家族の大所帯で、誰かが誰かの子を見て、
荷物を運び合って、笑い合って。
「ひとりで全部」
だったあの頃の私に、教えてあげたい。
——大丈夫だよ。
いつか、こんなふうに笑って海に立てる日が来るよ。
誰かの「好き」に染まって、
新しい夏を好きになれる日が来るよ、って。
今回お世話になった「横堀海岸 海の家みなとや」さん
さて、そんな最高の一日をくれた場所を、
少し詳しくご紹介させてください。
今回お世話になったのは、
三浦半島・小網代湾(こあじろわん)
の奥にある「横堀海岸 海の家みなとや」さん。
油壺(あぶらつぼ)のすぐおとなり、
リアス式の入り江が入り組んだエリアの、
いちばん小さな浜辺のひとつです。
知る人ぞ知る、まさに「秘密基地」みたいな場所でした。
海好きの旦那いわく、
「ここ、めちゃくちゃいい浜。」だそうで。
元サーファーのお墨付きです。
なぜ、子連れの大所帯にちょうどよかったのか
みなとやさんがある横堀海岸は、
湾の奥まった位置にあって、
北向きの入り江だから波がとても穏やか。
だから、小さな子でもライフジャケットを
着けてぷかぷか浮かんでいられる。
うちの子たちも流されすぎる心配がなくて、
大人も安心して見ていられました。
5家族という大所帯でも、
ここは海の家が1軒だけの静かな浜。
混み合った海水浴場のように人でごった返さず、
荷物置き場も遊び場も
「自分たちのペースで」
使えたのが、本当にありがたかったです。
海遊びのバリエーションが、とにかく豊富

みなとやさんのすごいところは、
「浜でのんびり」だけじゃないこと。
SUP・シーカヤックは、
常駐のインストラクターさんが
スクールを開いてくれます。
初心者でもていねいに教えてもらえるので、
子どもも大人も一緒にチャレンジできました。
料金の目安は、スクールが1時間4,000円、
レンタルが1時間3,000円ほど。
※時期や開催状況で変わるので、
参加したい日は事前に
公式SNSで確認するのがおすすめです。
すぐそばには小さな洞窟があって、
子どもたちは探検隊気分で大はしゃぎ。
ピースサインで整列した写真、あれもここです。
磯遊びで生き物を探すのも楽しくて、
パパたちが本気で潮だまりをのぞき込んでいました。
遊んだあとの「食」が、また最高

みなとやさんは、
実は料理の評判がとても高い海の家なんです。
なんと店内に**石窯(薪窯)**があって、
そこで焼き上げる本格ピザが名物。
ほかにも人気のカレーやシーフード料理があって、
「海の家=焼きそばと軽食」
というイメージを気持ちよく裏切ってくれます。
そして、浜辺で炭火の牡蠣焼き。
海を眺めながらのこの一杯は、
大人にとって最高のごほうびでした。
「音楽が流れる海の家」という、もうひとつの顔

もうひとつ、みなとやさんならではの魅力が、音楽。
サンセットの時間帯には、バレアリック
(地中海リゾート発祥の、ゆるやかで心地いい音楽)
やハウス、レゲエなどが浜辺に流れる、
大人のための音楽イベントも開かれています。
ヨガやSUPとのコラボ企画があることも。
湘南乃風で夏を覚えた私にとって、
海辺に音楽が流れているというだけで、
なんだか胸が高鳴りました。
子どもがはしゃぐ昼間の顔と、
夕暮れに音楽が流れる大人の顔。
ひとつの浜辺で、両方を味わえる。
そんな懐の深さが、ここの魅力だなあと思いました。
アクセス・基本情報

店名:横堀海岸 海の家みなとや
所在地:神奈川県三浦市三崎町小網代1168
電車+バス:京急久里浜線「三崎口駅」から京急バス「油壺」行きで終点下車、徒歩約3〜5分
車:横浜横須賀道路〜三浦縦貫道路〜R134「油壺入口」、市営駐車場から徒歩約5分
営業期間の目安:例年、初夏(6月下旬ごろ)〜9月上旬。営業日・時間は年によって変わります
行く前に、ここだけは確認を バス(油壺行き)は、
近隣施設の閉鎖にともない
本数がかなり少なくなっています。
時刻表は必ず事前チェックを。
また、営業日・イベント・SUP開催状況・海水浴場
としての開設状況は年ごとに変わるので、
最新情報は公式のInstagram(@minatoya9)や
Facebookで確認してからお出かけくださいね。
この記事のようなことで迷ったら、ひとりで抱えずにご相談ください。無料相談では、ご状況に合わせた進め方を一緒に考えます。
この記事は、ma cherie ange の note(https://note.com/tomo06103280/n/n2a3f1627fbc4)に掲載した内容を、このサイト向けに転載しています。


