Column — ひとり親・再婚
『傲慢と善良』が教えてくれる婚活で見直したい普通の正体

しなこが担当する ma cherie ange の「ひとり親・再婚」の読みものです。
こんにちは😊
IBJ正規加盟の結婚相談所 ma cherie ange(マ・シェリー・アンジュ) 代表カウンセラーのshinakoです。
「普通の幸せ」がいちばん難しい。映画『傲慢と善良』を見て感じた、婚活のヒント
GWの夜、眠い目をこすりながら見た一本の映画
GWのこどもの日。昼間はめいっぱい遊んで、「今日はぐっすり寝てくれるかな」と思っていたのですが、2歳の娘はなかなか寝付かず……。
私も眠い目をこすりながらNetflixを開いて、ふと目に入ったのが**『傲慢と善良』**でした。
なんとなく再生した一本だったのですが、見終わったあと、ただの恋愛映画では終わらないものが心に残りました。
言葉の選び方、人の見方、自分でも気づいていない思い込み。
婚活をしている方にとっても、きっと何かヒントになる作品だと感じたので、今日はそのことを書いてみたいと思います。
「普通の幸せがほしい」その言葉の中にあるもの
婚活のご相談を受けていると、
「特別なことは望んでいないんです」
「ただ普通の幸せがほしいだけなんです」
という言葉をよく耳にします。
この言葉は、とてもやさしくて、控えめで、誠実に聞こえます。
でもこの映画を見ていて思ったのは、“普通”という言葉ほど、人それぞれ中身が違うのかもしれない、ということでした。
自分にとっての普通。
家庭環境の中で育ってきた普通。
親が思う普通。
世間がなんとなく求める普通。
それらが少しずつ混ざり合っているからこそ、私たちは「普通の幸せ」と言いながら、実は自分でもはっきり言葉にできていない理想を抱えていることがあります。
婚活がうまくいかないとき、相手が悪いのではなく、
自分の中の“普通”がまだ整理できていない
ということもあるのかもしれません。
「ピンとこない」の裏にある気持ち
婚活ではよく、
「いい人なんですけど、ピンとこなくて」
という言葉が出てきます。
もちろん、直感は大切です。
無理に気持ちを動かそうとする必要もありません。
でもこの映画を見ていて、私はあらためて、
“ピンとこない”の中には、いろいろな感情が隠れている
のだろうなと思いました。
まだ相手を知らないだけかもしれない。
自分が思い描いていた理想と違っただけかもしれない。
あるいは、相手を見ているつもりで、自分の条件や思い込みを見ているだけなのかもしれない。
婚活では、相手を選ぶことに意識が向きやすいけれど、
その前に、自分は何に反応して、何に引っかかっているのかを丁寧に見ることも大切なのだと感じました。
“いい人”でいようとするほど、本音が見えなくなることもある
この作品を見ていて印象的だったのは、人は“善良”であろうとするほど、自分の本音を見失ってしまうことがある、ということでした。
ちゃんとしていたい。
嫌な人と思われたくない。
親をがっかりさせたくない。
人から見て恥ずかしくない選択をしたい。
そうやって“いい人”でいようと頑張ることは、決して悪いことではありません。でも婚活では、その頑張りが強すぎると、
本当は自分が何を望んでいるのか
誰といると心が安らぐのか
が見えにくくなってしまうことがあります。
結婚は、評価されるためにするものではなく、暮らしていくためのもの。
だからこそ、相手にどう見られるかだけではなく、
自分がその相手と一緒にいてどう感じるか
を大事にしたいと思うのです。
婚活は“相手探し”でありながら、“自分を知る時間”でもある
この映画を見終わって強く感じたのは、婚活はただ相手を見極める場ではなく、自分自身を知る時間でもあるということでした。
どんな人に惹かれるのか。
どんな言葉に安心するのか。
逆に、どんな場面で不安になるのか。
自分は本当はどんな結婚生活を望んでいるのか。
これが見えていないと、どんなに条件のいい相手と出会っても、どこかで迷ってしまうことがあります。
婚活をしていると、つい
「もっといい人がいるかもしれない」
「もっと条件の合う人がいるかもしれない」
と外に答えを探しにいきたくなります。
でも、本当に必要なのは、
自分が幸せだと感じる形を、自分の中ではっきりさせること
なのかもしれません。
まとめ
“普通の幸せ”を、自分の言葉で持っていますか?
『傲慢と善良』を見て、私がいちばん感じたのは、
婚活では相手を見る目と同じくらい、
自分の思い込みに気づくことが大切だということでした。
「普通の幸せがほしい」
その気持ちはきっと、誰にとっても自然なものです。
でもその“普通”が、自分の本音なのか、周囲の期待なのか、なんとなく身についた価値観なのか。
そこを一度見つめてみることは、婚活を整える大きなヒントになる気がします。
婚活は、誰かに選ばれるためのものではなく、
自分にとって心地よい未来を選んでいく時間でもあります。
だからこそ、
「私は本当は、どんな幸せを望んでいるんだろう」
そんなふうに自分に問いかけてみることが、遠回りのようでいて、いちばん大切な一歩なのかもしれません。
作品情報
『傲慢と善良』
2024年公開の日本映画。婚活や結婚をテーマにしながら、人を好きになること、自分を知ること、そして“普通の幸せ”の難しさを静かに問いかけてくれる作品です
Netflixはこちら
『傲慢と善良』|Netflix
原作小説はこちら
辻村深月さん著『傲慢と善良』
朝日新聞出版(朝日文庫)
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この記事は、ma cherie ange の note(https://note.com/tomo06103280/n/n747896c41b26)に掲載した内容を、このサイト向けに転載しています。


